[00:00.000]それから、二三日に経って [00:04.000]浦島はまた船に乗って海へ釣りに出かけました [00:11.000]遠い沖のほうまでも漕ぎ出して、一生懸命お魚を釣っていますと [00:19.000]ふっと後ろのほうで 「浦島さん、浦島さん」と呼ぶ声がしました [00:29.000]おやと思って振り返って見ますと、誰も人の影は見えません [00:36.000]その代り、いつの間にか一匹の亀が、船の側にきていました [00:45.000]浦島が不思議そうな顔をしていると [00:50.000]「わたくしは、先日助けていただいた亀でございます。今日はちょっとそのお礼に参りました [00:59.000]亀がこういったので 浦島びっくりました [01:04.000]「まあ、そうかい。わざわざ礼なんぞ言いに来るには及ばないのに [01:12.000]でも、本当にありがとうございました。ときに、浦島さん、あなた竜宮をご覧にったことがありますか [01:23.000]「いや、話には聞いているが、まだ見たことはないよ [01:31.000]「ではほんのお礼の印に、わたくしが竜宮を見せて上げたいと思いますが、いかがでしょう