ナレーター:古美門研介。弁護士。いまだかつて裁判で負けたことはない。人は彼を「勝訴請負人」と呼ぶ。 ディレクター:今、何を考えてらっしゃいますか? 古美門:えっ?ああ…。なぜ世界から悪がなくならないんだろうって。 ディレクター:先生は高額な弁護士費用を取るって聞いたんですけど? 古美門:ケース·バイ·ケースですね。私たち弁護士の使命は人の心に寄り添うことです。金もうけではありません。 ディレクター:はい、一回止めます。 古美門:ハハハ。はあ、緊張するね。僕の顔はさ、なるべく左側から狙ってくれるかな? 服部:八二です。 黛:国選弁護の出動要請がありましたので、行ってきます。 古美門:ごみ箱をあさりに行くのは構わないが、私の事務所に不潔な残飯を持ち込まないでくれたまえよ。貧乏がうつる 。黛:よくも、まあ、すらすらと嫌味が出てきますね。 古美門:貧乏人しか相手にできない無能なオタマジャクシを飼育してあげてることに感謝して、せめて飼い主である私に迷惑を掛けないよう努めなさいと言っておるのだ。 黛:先生のお手は煩わせません。どうぞ、テレビ映りの研究に専念なさっててください。 古美門:あっ、ディレクター!近くのガレージにね、ポルシェとフェラーリを止めてるんだが、撮る?あっ、運転はできないよ。