夏村:実はね、私もここに来たばかりの時、「こんな島嫌だ!」って逃げたの。 悠哉:ホントに? 夏村:おじちゃんに 「嫌なら帰れ!」ってどなられた。ふてくされて夜中脱走して山に登ったの。 悠哉:一人で? 夏村:うん。 悠哉:明かりは? 夏村:なし! 悠哉:むちゃだよ。 夏村:山の中で迷って水もなくて足も動かなくて、もう駄目だって思った時…カンテラを提げたおじちゃんが立ってた。全身 泥だらけで 。 悠哉:怒られた? 夏村:泣かれた。会って間もないのに私のことを抱き締めて、わんわん泣くんだよ。「よかった、よかった!」って。 夏村:其实,我刚来这座岛的时候,说了我讨厌这种岛后就逃走了。 悠哉:真的? 夏村:爷爷冲我大吼,讨厌你就滚回去!我冲他闹脾气,半夜逃出去爬到了山上。 悠哉:一个人吗? 夏村:嗯。 悠哉:有照明吗? 夏村:没有。 悠哉:太胡闹了。 夏村:在山里迷了路,没有水喝,也走不动了,想着这下完蛋了的时候,提着煤油灯的爷爷就站在我面前。满身是泥。 悠哉:挨骂了? 夏村:他哭了。明明见面不久,却抱着我大哭。不停地说着“太好了”。