吉本「あれ?もう帰ってきてたんだ? 」 慎一「あの写真飛鳥に渡したんですね?」 吉本「何だ、あの子もうバラしちゃったんだ?」 慎一「あなたは俺を中退させたいんですか?」 吉本「えっ?だって君が卒業までいたら俺は死ななきゃならないんでしょ。それはちょっとな?」 慎一「あなたは最初っから俺を辞めさせるつもりだったんだ。挫折を味わわせるために。」 吉本「君だって初めから辞めるつもりなんかなかっただろ。」 彼女に 高校辞めて働く なんて言ったのは勢いだけのはったりにすぎない。 そりゃそうだ。成邦館というブランドを早々に捨てられないもんな~。 でも心配しなくていいよ。茂之が自分で学校へ行ったみたいに。君も自発的に辞めさせてあげるからさ?」 慎一「他に何かあるんですか?」 吉本「もちろん用意してあるよ。君の心が折れるようなサプライズをねえ?」