片山:石津君、頼むよ。服、思いきりかぶってんじゃん。 石津:え~?俺だって嫌ですよ。石津、こう見えても、おしゃれ番長ですから。 片山:はい?だって、僕いつもこれだよ。 石津:俺は昨日の晩からこの格好って決めてました。寝る前、ベッドの中で。 片山:はっ、そうなの?あっ、そっか…。僕は今朝「まあ、今日もこれでいいかな」って思った。僕がマネしたんだ。 石津:ちょっと、お願いしますよ、ホント。 片山:すいません。 晴美:おう、ヨシ兄。 石津:晴美さん。 晴美:ごめんごめん、遅くなっちゃった。 浩史:何か俺ら止められてさ。失礼しちゃうよ。俺を誰だと思ってんの…! 片山:普通の人でしょ。 浩史:違えよ!未来の江戸川乱歩賞の俺だよ? 晴美:あれ?今日似てない?おそろ?背格好一緒だからさ、ほら、双子みたいだよ、双子! 片山:やめてくれよ、石津と双子なんて。 石津:俺も嫌ですよ! 片山:ちょ…何だよ、それ。 晴美:双子いいじゃん、双子。 石津:嫌ですよ。 浩史:双子?