千秋: お姉ちゃん、初山さんに連絡してきたって。 継徳: そうか。 千秋: あれ?心配じゃなかった? 継徳: 久太郎君が連れ戻してくれるだろう。夕方、東京から電話があった。 千秋: 上林宝飾店、やるじゃん。 継徳: 俺が頼んだ。 千秋: そっか。 継徳: 夏休みも終わりだ。久太郎君が終わらせてくれるさ。 武子: 八等が4枚。初山さんは辞退するそうだから、2人で2枚ずつ。1人600円って訳ね。それぞれ4,200円の赤字かぁ。もう、どれくらい? 早苗: もう、10年になるかな。 武子: 沢田さんって、結婚とか考えた事ないんですか? 早苗: あったわよ。でも、こうなる前から母は体が弱かったから、結局ね。 武子: いや、まあ、結婚したって。ほら、幸せになれるってもんじゃないしね。 早苗: 時々逃げ出したくなる。 武子: 意外、沢田さんも? 早苗: 何もかも放って、失踪できたら、どんなに楽だろうって~でも、先立つものがね。 武子: か!これが一等の当たり券だったらなぁ。 千秋: 初山说姐姐联系过她了。 継徳: 是吗? 千秋: 咦?你不是担心姐姐吗? 継徳: 久太郎应该会把她带回来吧。下午他从东京打了通电话给我。 千秋: 上林宝饰店有两下子嘛。 継徳: 是我拜托他的。 千秋: 这样啊。 継徳: 暑假也该结束啦。久太郎会做个了结的。 武子: 八等奖有4张,初山好像不要了,我们每人2张。也就是说每人600块,各亏4200块啊。这样多久了? 早苗: 已经有10年了吧。 武子: 泽田你就没想过结婚么? 早苗: 想过啊。只是这之前我妈就一直身体很差,结果~ 武子: 哎呀,算了。反正就算结婚,也不一定就能幸福啊。 早苗: 有时候也想逃走。 武子: 真没想到泽田你也会这么想。 早苗: 要是能抛开一切走得远远的,该有多好啊。还是放不下我妈啊! 武子: 真是,这要是一等奖的券就好了。