大輔:いや。ホントに すごいな。何十年も隠されてきた秘密をそんなに簡単に見抜いちゃうなんて。 篠川:ああ。すみません。真実を知ることが必ずしも人を幸せにするとは限りませんよね。 大輔:いいんです。確かに僕にとっては 一大事だけど、そんなにショックではないというか、自分でも不思議だけど、自然と受け入れられてんですよ。実は子供のころにその本を勝手に触ってるところを見られてばあちゃんに殴られたことがあって、もしかしたら僕が本を読めなくなったのはそれが原因なのかもしれません。まあ 、最近までは忘れてたんですけどね。あのときばあちゃんが何であんなに怒ったのか、ちゃんと理由が分かってすっきりしました。篠川さん、ありがとうございました。