純子:やっばり違う次元の発想が必要なんですかね? 榎本:違う次元? 芹沢:何か?犯人は四次元空間から侵入したのか? 純子:榎本さんがそう言ったんですよ。 榎本:ちょっと待ってください。われわれに認識できるもう一つの次元が存在します。 純子:もう一つの次元って? 榎本:時間だといわれています。 純子:どうしたんですか? 榎本:何で気付かなかったんだ。 純子:何がですか? 榎本:これで、密室は破れました。 芹沢:どうやって? 榎本:それは、あしたお話します。 芹沢:出たよ。出ちゃったよ。俺が一番苦手なやつ。何であしたなんだよ。もったいぶる なよ。今言えよ!すぐ言えよ、ここで…。