黛:おはようございます。 服部:おはようございます。 黛:どうかなさったんですか? 服部:当事務所の経済状況が逼迫しておりましてな。 古美門:何か必要経費で削れそうなものありますか?服部さん。 服部:都内に3カ所も入っていながら一度も行っていないスポーツジム。上達しないバイオリンの個人レッスン。免許状をお持ちでないのに所有している3台の高級外車。海がお嫌いだというのに、持っているあの大きなクルーザー 。古美門:どれ一つ削れないな。 黛:全て削れます。 古美門:私は日本経済を一人で回しておるのだ。こんな経済状況の中君のような給料泥棒を雇ってあげてることに感謝して、少しは金になる訴訟でも取ってきたまえ。 黛:指ささないでください。金になる訴訟って何ですか? 古美門:例えば著作権侵害だよ。ネズミの遊園地がそれでどれだけもうけてると思ってる? 黛:それでしたら…。取ってきましたが…。 古美門:えっ?