忍:男ですか? 澪:あんたみたいなへなちょこじゃなくて、パワフルでパンチの効いた歌声の男が欲しいのよ。 忠子:だったら、やっぱり一希さんが。 澪:あのぶしつけで生意気な男以外よ。 忍:僕にとっては伝説のロックスターで。 澪:あんたにとってだけでしょうが。 忠子:でも、ドクター・リリスっていったらここらじゃ。 澪:ドクター? 玉子:ドクター・リリス。 忠子:どこかで聞いたことがあるような。 玉子:あった。「ドクター・リリスは10年前群馬県由芽市で一世を風靡したロックバンド」。 みぞれ:「東京進出後プロへの登竜門であったオーディション番組『ROCK BANG!BANG!』出演を最後に解散」、『ROCK BANG!BANG!』って懐かしい。 澪:そのドンドンだかバンバンだか知らないけどさ、他に映像は? 玉子:あっ。これかも。 みぞれ:@heaven。安見市でいっちばんおっきなライブハウスだ。 玉子:何でそんなこと知ってるんですか? みぞれ:あの。ほら。うちのお兄ちゃんが好きでね。 ゼルエル:「さあ、オペを始めよう」。 忠子:何、これ?こんなの?