澪:落ち着け。落ち着け。落ち着いて、深呼吸。鼻から吸って、口から吐く。ど素人にいらついてどうする。過呼吸。 忠子:先生。ホントにあの人をコーチにするつもりですか? 先生:気乗りしない? 忠子:だって、何だか、私達をバカにしてるみたいで。それに、あの人この町を捨てていったんですよね。 先生:ええ。出てったっきり、音沙汰もなかったわ。 忠子:じゃあ、どうしてそんな人。 澪:先生、いいところに。あっ、いやね、皆さん個性があってよろしいと思うんですけれども、いかんせん、あの人数で公演っていうのはね。私も非常に残念なんですけれども、ここはすっぱり諦めて…。 玉子:ああ、そう思って私、こんなもん作ってみました。 。