眼見開いてみればそこに浮かび上がる吸い込まれそうな深淵の闇 耳を澄ましてみればそこに響き渡る劈くかの様な痛い無音 此処は僕ですか? 何処は誰ですか? 鎮具破具に混ざる僕と僕 息絶え絶えの中で彷徨い続けてはねばねばと絡み付く拒絶臭 狂ってしまう程に浴びた罵声の中、掻き分けて僕は今履い出る 生きる事に慣れ過ぎては生きる意味を忘れる 「僕が僕で在る意味を…」 自我と非我の狭間で… [02:20.09 [02:25.09 [02:27.31 [02:31.31 [02:36.71 [02:39.83