[00:00.00] [00:23.09]どうして あの光を [00:25.91]怖れるようになったの [00:28.70]まるで羽をたため [00:30.53]ない蝶が舞うよう [00:33.16] [00:33.41]どうして 彼の人をまた [00:36.90]選んでしまったの [00:39.55]焼けついた喉ではもう [00:41.89]鳴くことも叶わないのに [00:44.41] [00:44.80]錆びついた螺旋階段 [00:48.10]醜く歪む無限道 [00:50.30]対の鏡に刻まれた [00:52.59]終告げる亀裂割れ [00:54.70]すべては幻想 [00:56.77] [00:56.99]もう 逝く宛てがない [00:59.54]というなら 彷徨おう [01:02.79]紅く美しくいられるように [01:06.96] [01:07.39]ああ 彼の人への [01:09.97]愛しい虞を抱いて [01:13.58]僅かに永久に眠り [01:20.30]に就きたい だから [01:25.29]その手を離さないで [01:30.41] [01:48.49]どうして あの花を [01:51.35]易く摘んでしまったの [01:54.26]掌のなかの花弁は [01:56.84]痩せていくのに [01:58.54] [01:58.93]お願い 彼の人にもう [02:02.24]一度だけ逢わせて [02:04.79]宵闇に僅かうつる [02:07.23]影法師それだけでいい [02:09.74] [02:10.17]朽ち果てた逆さ天井 [02:13.22]磔られる時計塔 [02:15.84]黄泉に繋がる彼岸には [02:18.04]脆い隔夜道 [02:20.25]まだゆめ幻想 [02:22.09] [02:22.35]まだ 生くことが [02:24.22]許されるなら 果てようか [02:28.33]紫に滲む 涙ぬぐって [02:32.49] [02:32.98]ああ 風に潜む妖たちよ伝えて [02:39.07]ぬくもりすらも [02:44.00]いまは望まない だけど [02:50.75]その手は離さないで [02:54.69] [03:24.98]枯れ果てた灰染め桜 [03:27.74]いまも宵繋ぐ六道 [03:30.45]対に並んだ咎花は [03:32.69]終香る日々さえ [03:34.93]明日亡き幻想 [03:36.81] [03:37.10]もう 逝く宛てがない [03:39.71]というなら 彷徨おう [03:42.95]紅く美しくいられるように [03:47.18] [03:47.77]ああ 彼の人への [03:50.12]愛しい虞を抱いて [03:53.74]僅かに永久に眠り [04:00.41]に就きたい [04:02.80] [04:04.25]僅かに永久にひと [04:10.20]つになりたい だから [04:16.05]その手を離さないで [04:19.00] [04:21.41]その手を離さないで [04:26.65]