忘れかけてたんだ あの頃のいたみも 笑顔も何もかも 置いて行ってた 怖がりながら 後ろを振り返って 落としたモノに気付いて行くんだ 零れ出てくる 涙のような音は 今までの路に散らばっていく 足元の水面 沈めたてのひら 揺らいだ遠い面影 毎日が狭く感じた 思い出 「いつか」のままで 走り続けて 僕の中 鮮やかに熟れてゆく黄色は いつだって迷わずに希望の扉 叩いて 世界の果てまで繋がった幸せは 鳥になって僕の夢に訪れるんだ 青空仰ぐ眼に 写り込んだ光 君の指に飛んだ 虹の水玉 海辺に咲いた 赤く染まる花は 風に揺らいで 笑顔を誘う ただのかけっこでも 歩幅が変われば 何もかも違うようで ありふれた考え方もしまって 目の前だけを見つめていて 僕の中 鮮やかに熟れてゆく黄色は 今だって迷わずに心の扉 開いて 世界の果てまで繋がった幸せが 鳥になって君の夢に訪れるから