雑踏集まる視線 ざわめく過大評論家 みんなお揃いの仮面に 目を瞑った 同調期待は膨らみ 詰め寄る偽善 木霊する 吐き捨て られた言葉に 耳塞いだ くだらない 私を取り巻く なんてことない正論と 独善的なヒロイズム また理想を突き刺した 「後ろの前の君は誰?」 ねえ どうして 私だけが泣いちゃいけないの なんで叫ぶ声を 誰も聞いちゃくれないの 妄想だって 笑われるなら もういっそこのまま 振りかざすナイフ この胸突き刺した あなたが嫌った私を 私は好きでいました それでも嫌ったフリして 傷つけたの 筋書き 通りの恋をした 自分に酔わされるような こぞりだす偽善のスティグマ 成り下がっちゃいられないの 「騙し続けた過去は白?」 ねえ どうして 走り続けなくちゃいけないの なんで止まることを 許してくれないの もがく姿もピエロに見える私は笑い もう耐えられない 「さよなら。」 ねえ どうして 私だけが泣いちゃいけないの なんで叫ぶ声を 誰も聞いちゃくれないの 妄想だって 笑われるなら もういっそこのまま 振り返るナイフ この腕振り上げて そして君に