本当のところ君がいったい何を思っているのか 誰も訊けない なんだかとても野暮なことなんじゃないかと 君の聖なる強がりに おとこはやがて跳くだるう 長い雨があがる朝のように みんなが君に特別な手を差し伸べたいと思っている それができない なんだかとても鳥滸がましいことなんじゃないかと 強く美しい横顔 まっすぐに何かを観ている 君だけに見える何かを 世界の喝采が聴こえるかい 空や雲や風の祝福が 長い雨があがる朝のように