遠く 遠く 遠く 君は遠くへと 雪を踏み進む 少し 少し 少し 少しでも期待するのは 間違ってるわ もうきっと さよならも言えないまま さよならするんだね 悲しみで凍る 私は震えて もう君を追って 歩いてはいけなかった 彼女のとこには 行かないで お願い 君はもう戻らない 視界が揺らぐ 涙で滲む君に伸ばした手の前 途方もなく雪が落ちる 暖かい想い出まで奪わないで 二人が真っ白になってく わたしの入り込めない過去 昔の人か 君に根を張り心を カラカラにしてしまった お願い 彼を返して 私のほうが愛してるんだから それでも雪の中 今日君は行くのです 凍える冬に私も一人残して 君のため彼女に似せた髪型も 趣味じゃない洋服も もう意味がない ない 君の愛が偽物で構わない 私には本物なの ただ寂しさに寄り添った 二人の心で 私十分幸せだったわ たとえば二人が先に出会っていたら 万策尽き果てても 話しはしないのにと 認められずやるせなくて 握った手 爪が刺さる 全部白く手に登って消えろ もう見えない君に向かい手を振った もう何も要らない いつか今日が嘘みたいな春になったら 今度こそ歩き出せるかな まだ今は君がすべて