春を告げる . 花の下で 夢の中に沈む . おだやかな日常 繰り返す他愛ない話 柔らかく微笑む その瞳 誰を見ているの? 手をとって まるで永遠に 続くような日々をすごしてきたのに . 想い 溢れ 鈍い音をたてる . 風が吹く 散る花びら 殻を剥がす 護りきれずに 放たれた言葉 胸を突く 隠し続けて 隣りにいた あなたと私はずっと 二人じゃなかった 気付いていた . あなたを縛る過去 覗けたら何ができるだろう 本当の気持ちを知ったって 私は変わらない 抜け殻の 違う私でもいいのなら 代わりにだってなりましょう . 冬が 降りる ねえ まだ、眠らないで . 雪が舞う あの桜も 包み込んで 優しく深く 目を合わさず 悲しく笑う わかっていても 切り離せない 心募りまた探す 死も恐れず 愛していたと . 時が流れ 幾度の四季が過ぎ 私 あなた 向かい合う先には . 無機質な 私の世界 あなただけが彩りだった 生きていける光なんだと わかっていても 切り離せない 心 募りまた探す あなた救える 蝶になって