[ti:] [ar:] [al:] [00:03.65] [00:39.38]琥珀色の水面に浮かぶ白色のクリーム [00:48.20]きみの注文はいつだって [00:53.28]甘そうで胸焼けしちゃうよ [00:57.75] [00:57.88]なんだか ふわふわ浮かぶ [01:02.48]ひつじ雲 ゆるゆる溶ける [01:05.95]きみの瞳 映る 紫色のガラス玉 [01:14.45]ぽたぽた 愛を零している [01:17.64] [01:17.92]きみは手持ち無沙汰に広げた便箋に綴る [01:26.43]甘い恋人の物語 やけに美化された小説 [01:36.03] [01:36.12]やれやれ…… [01:37.63] [01:37.64]ゆるやかに踊るフォークの先にある苺を眺めてる [01:45.04]きみの繊細な気持ち分かろうとする自分を褒めてみる [01:54.99] [01:56.13]ああ そう、きみは ほら いつも無意識に [02:05.84]でも ねえ、なんだかんだでぼくも甘いんだろうね [02:15.45] [02:15.53]ああ そう、きみは ほら いつもわがままに [02:25.08]でも ねえ、それを知られること 嫌う子ども [02:35.55] [02:36.08] [02:37.11]きみは今日三度めの溜め息をこれ見よがしに [02:45.77]ぼくもこれで今日二杯めの苦いコーヒーを空けるよ [02:55.41] [02:55.42]やれやれ…… [03:03.67] [03:35.36]雲間から光射し込んでいる午後 きみは涙零す [03:42.66]不吊り合いな景色がぼくの心を絞り上げて滴る [03:52.59] [03:56.27]ああ そう、きみは ほら いつも無意識に [04:05.93]でも ねえ、なんだかんだでぼくも甘いんだろうね [04:15.49] [04:15.57]ああ そう、きみは ほら いつもわがままに [04:25.04]でも ねえ、それを悟らせようとしないオトナ [04:39.55]