[00:04.36] そいつは立ってた。 [00:15.80]そして 忽然現れた。 [00:19.02]「オマエハナンダ? ココハドコダ?」吃驚したぜ。 [00:25.06]風が吹いてた。 [00:28.06]荒野の感じがした。におい立つ [00:33.39]真夏の草の果てにある [00:36.18]オマエは正しく、ウチュウ。 [00:46.07]ヒトの歴史または情け以上。 [00:56.36]暴力とずる賢こさでたどった栄華の極致。 [01:03.98]世俗の信仰の権化ゆえに ヒトハダノニホイ渦まいて [01:10.17]俺 逃げ出した、何して馬鹿だね。 [01:14.04]結局俺、オドルんだ。 [01:16.57]ひょうろく玉のドタマブッ飛ぶトチの愛。 [01:20.84]オレは突っ立って 泣いた。 [01:26.87]太陽がおちてヒトカゲ無くて [01:32.05]遠くで鳴ってる 生活の音が [01:36.51]人口の多い、この国の俺を彼方へ飛ばす。 [01:46.05]「オマエ デッケェナ。」 [01:58.85]オレがミツメテるのはバケモノと決まった!! [02:06.29]オレ、オマエのまわり恐る恐る辿ってまわってまわった。 [02:13.47]「オ レ ニ チ カ ラ ヲ」「オ レ ニ ュ ウ キ ヲ」 [02:18.83]あ~あ、馬鹿馬鹿しいね、オレ 祈ってる [02:25.12]恐らくは日本人と呼ばれる以前の死に絶えしヒトビトの [02:34.85]祈り有りて、オンボロの想いを乗せた“インテリジェンス” [02:43.45]の亡霊を、オマエ嘲笑う。 精一杯の [02:52.74]ヒトの生命賛歌を。 [03:17.68]ひょうろく玉のドタマブッ飛ぶトチの愛。 [03:52.65]オレは突っ立って泣いた。 [03:58.83]恐らくは日本人と呼ばれる以前の祈り有りて、 [04:07.08]オンボロの想いを乗せた現代人の、生命賛歌よ。 [04:21.76]セイメイサンカヨ。