途切れかけてた生命線が毒蛇のように舌出して 掌の上、性感帯を優しく伸びてく ほら真っ赤な紹介ページでくだらない プリセットでチープな細い恋愛を 夢日記でこっそり綴る崩壊欲に溺れ媚(こ)びた 解(ほど)けかけてた生存本能 世界を変える言葉は あなたが記す全てに宿されて 「生きて」 ほらあっちもこっちも渇く静かな カルテットに代替(かわ)った夢を寓居(ぐうきょ)に 愛注射でちょっぴり太ももの快(かい)を注いだ夜に ねぇ一切合切の感情を奪ってはいけない? この空虚な漆黒サーカス もう一度咲け また失敗ばっかりの恋ごっこに陶酔的な ロンリーベイベー ロンリーベイベー 逆らっても作家に乞(こ)う 続かないデートは消えて 虚言に妄執通りであなたを探す この手で触りたい 壊れかけてた脳内投射 「仲良くしてね」 乱れた正しさがわからなくなって 委ね笑った 何度もキスして 夜を包み込む 誰も気付かない 小さすぎる私を 「君は気付いてる 誰も存在しない(いない)こと」 神様ありがとう これが私の“騎士(ナイト)” どうかどうか聴いて頂戴 私が集めた音 手探りの左手がその首を絞めるまでは ねぇ一切合切の感情を奪ってはどうだい? この数奇な桎梏(しっこく)サーカス もう一度哭(な)け また失敗ばっかりの愛ごっこに依存性的な ロンリーベイベー ロンリーベイベー 逆らっても殺家(さっか)に乞う 捲(めく)れないページは消えて また生きても死んでも生きても死んでも あなたは何処? 涙はそっと あなたに届く 「本当は見えてたの」