揺れる並木通り 一人立ち止まって 色めく枯れ葉が 散るのを見ている どれだけ泣いたら あの頃に戻れるのでしょうか… 凍える季節に変わる前に もう一度貴方に会いたい 小指をつないだ帰り道は 愛の落ち葉にうもれて歩けない 今も目をつむれば 隣に感じるのに あれほど愛した 人はいないけれど 秋風薫れば 寂しくて誰かに寄り添って… 凍える季節に変わる前に もう一度貴方に会いたい 二人で過ごした狭い部屋で 思い出だけを抱えて眠れない 長い夜が今日も来る 歪んだ月の下へ 枯れた落ち葉が降り注ぐ 孤独な部屋を赤く染めてゆく 消せない想いを押し殺せば 今だけは幸せでしょうか? 込み上げる涙は隠せるけど 秋の恋とは悲しいものですね…