冷凍庫に眠っていた 去年の冬の雪だるま 半分解けて 氷になって わたしと目が合った 大きな手で ひとつかみで たちまち出来るミニだるま 冷たい耳に 白い息で 好きよとささやいた 霜柱だ そろそろかな 今年も雪を待ちながら あなたとなら 寒い朝も 輝く日に変わる 今年は初雪を ふたりで待っている