雨音、奏でる声は静かに時を告げる ひとしずく… ひとしずく… 地(つち)に染(し)みる刹那(せつな)に 此処に居たと証す様に、 強く気高く響く やがて誰も還る場所で そう、静かにいとやすく 頬を伝う雫を祈りに変えて詠う 雨上がりの水鏡、 哀しみ映すけれど 此処に居たと証す為 強く気高く生きる いつかきっと逢える場所で そう、静かに見守って 胸に遺る言の葉、 空へ届けと詠う