ゆっくり電車が通り過ぎていく 千切れたドレスの先から スパンコールの雨が降る 私だけを乗せ ただ進んでいく ビーズの欠片は遠くの あの星のひとつ ...... 白い線の上 たどった世界は 綺麗で醜い結晶 罅(ひび)割れれば脆くなる 粉々になって 散らばっていく きらきら流れる星屑  願い事を聞いている この手は儚いもので溢れていて この日はいくつもの 明日の向こうに さあ 最終便があなたを待ってるよ 帰り道を忘れないで 星降る街灯を目印に 終わり