昨日より早い夜明けが 明日より遅い夕暮れが 科学に括られた枠の外 まだ誰も知らない 彼らが旅をする 理由 風を待つ 休める間もなく ひたすらに羽にのばしてる 明日にはこの気流を越えて 懐かしい街に帰るだろう ラベンダーブルーの鉱石 鮮やかな青に目を奪われて いつのまにか空と海はひとつになった 砕ける夜 明かりも見えずに 森を歩き続けた日に 僕らは星の欠片だ と 誰かが言った その呟きに紛れた小さな粒子 ふわりふわり舞ってまた蝶に生まれて くるりくるり飛んでまた鳥に生まれて 砕ける夜 明かりも見えずに 僕達は星の欠片だ と 瞼の内側の世界で 永遠の旅をするような