風の音に導かれて木の葉が舞うざわめき 浮世に棲む人の心醜さに気付かなくて 何故そんなにいつまでも僕のことを見てるの? 遠い過去に決められている運命の悪戯なの? 嘘をついて強がる事罪の意識感じても 気がつけばそう君と僕の二人だけ取り残され 「突然すぎたのかな」 今でも還る事を望んでいるから 記憶の中欠片たちは互いの顔を知らない けれど今は君の顔は見つけることが出来る 「遅すぎたのかな」 あの時君が僕に呟いた言葉 月を見ている遠い過去の物語 薄灯りだけ紅く浮かんでいる 夢を見ている君と僕の物語 きっと結末は思い出が知っている