ドアボーイの横を抜け 鍵を鳴らしながら 知らない誰かと 同じ箱に乗る 26時の部屋に戻って コートのままで指先はねた 真夜中のダイヤル つながらないベル 落書きのような 荷物を眺めて 靴を脱いだとき ひとりになった 役者のようなだるい背中で 伸ばした指が何度もはねた 真夜中のダイヤル さえぎられたベル 呼びつづけた見えない部屋 ワインが覚めてなおさら寒い 眠りのほとりで見た君は 疑問だらけの君さ よくなりかけてた ふたりの間に 息をひそめてた 始まりが来る はりつけられたベッドの上で 君の言いわけ考えていた 真夜中のダイヤル 疲れ果てたベル あの日君を失えずに 許した愛がいまさら辛い そしてまわりの奴たちは 僕をなぐさめてみる 僕の中が変わり始めた 君の思う僕が消えて行く 呼びつづけた見えない部屋 ワインが覚めてなおさら寒い 眠りのほとりで見た君は 疑問だらけの君さ