くすんでくせに 目伏せたまま ポッケトに詰め込んで 声に指が触れる 少しだけ時計を戻しても サイレンの向こうに消える 去ってく君の背中と 動き出した端 初電車の向こう側で 変わってく町を眺める そうやって僕らは 始まっていく 君が見ているその車窓の中 僕が映っている顔 替えはないけど ここだよ たてもなく悪くその先流れ 掴んで消えてく共のように 流れてた 揺らいで 重なる 速くなる呼吸 噛んで 消えてく 泣きはらした空に 溢れた ポケットの 君の声が サイレンの音に 消える 静粛のリズム 窓際のスニーカー 伝えたいことは 握り締めたまま 白い風に 声のぶらんこ 揺れ きっとどこにいてもその手の中 握っているものに 代わりはなくて 見えないんだ 僕が今もし君の隣に 座ってたとしたら こう言(ゆ)うのに 手を開け 揺らいで 重なる 速くなる呼吸 噛んで 消えてく 泣きはらした空に 溢れた ポケットの 君の声が サイレンの音に 消える 静粛のリズム 窓際のスニーカー 伝えたいことは 握り締めたまま 白い風に 声のぶらんこ 揺れ 静粛のリズム 窓際のスニーカー 伝えたいことは 握り締めたまま 白い風に 声のぶらんこ 揺れ 去ってく君の背中と 動き出した端 初電車の向こう側で 変わってく町を眺める そうやって僕らは 始まっていく