ここに切り取られた一つの時間に落ちたのか 初めからその先が見当たらないのか 「動かない」という紛れもない事実 いずれも降るはずのない彗星を待つ 積み上げられた人の想いだけが 幾億の時間を超え二人を繋ぐ いつか終わるものと知っていながら 受け入れることしか術はないのなら 望遠の目の端にうつす来るべき明日 眺めれば空しく思考すればさらに速く 指先をすり抜け沈み沈み 確実な終わりを突きつけるんだろう 積み上げられた人の想いだけが 幾億の時間を超え二人を繋ぐ いつか終わるものと知っていながら 受け入れることしか術はないのなら 望遠の君は彗星を待つ ケージの中 淡い光 存在の連鎖まるで歪み出した記憶の中で 沈黙した時間の上ひとり 光の領域手放したオールが 落下するイメージ閉じる 存在の連鎖はまるで歪み出した時間の流れ 暮れていくスマルトの空褪める 目を閉じて息をとめたって 止まること許しはしない