ほうき星が消えぬ間に-Bon Voyage 赤い口紅を 指して微笑んだ 海のそこよりも 深い黒い髪 こんなあたしを 好きですかと聞き 春の日溜まりで 初めてキスした 夏が訪れて 恋が愛になり 会えない夜には 願いを駆けるの ほうき星よ聞いて私の願い あの人だって きっと今すぐ会いたい 月の船に乗って あの空を超え風を聞いて 土の香り立ちあの人のシャツが 秋の切なさや枯葉色のようで 最後に背中を見たのはいつだか 忘れるくらいに 月日が流れた 冬が訪れて 雨が吹きになり 見渡す霞が まだ春を告げる ほうき星の見える前に教えて あの人今どこで何を見てるの ほうき星に乗って 街から街へ 会いにいくの すみれの咲く頃に まだ会えますか