[00:15.40]囁く波風身に受けて 君想ふ夜月の [00:25.58]刹那さ散り行けば ただ悔い残る [00:33.00]御影を追う霧の纏いを 振り切れずいるから [00:42.65]君はまた笑うね 寒い夜の日に [00:51.37]道行く人の様相見て(そうみて) 季節を知った [01:00.46]肌を冷やす霜月が 近付いてくる頃 [01:08.38]現(うつつ)の時は瞬く間に 過ぎてゆくのに [01:17.56]私の居るここは未だ 動くことは無い [01:24.15]さざめく囲炉裏(いろり)の歌声は 子守(こもり)唄の調べ [01:34.20]弾ける幼い火 眺め落ちてく [01:41.65]夜空を舞い散る粉雪が 桜みたいだから [01:51.42]いつかの約束を思い返すよ [02:00:00] [02:34.00]目まぐるしく変わってく陽の 角度を辿る [02:43.21]消えた街路樹(がいろじゅ)の枯葉 記憶には残らず [02:51.00]色とりどりの光の粒 とても綺麗で [03:00.00]少し口惜しい(くやしい)心が軋む音たてた [03:08.23]燃える歴史の中で 一つだけその 真(まこと) 知れるのなら [03:24.28]巡り続ける花の色は 追憶の幻 [03:33.30]懐かしの香りを 置き去りにして [03:41.20]夜風に手を引かれる雪が 桜みたいだから [03:50.42]また君と出逢うよ 水面(みなも)の裏で