[00:00.00] 作曲 : いーえるP [00:01.00] 作词 : いーえるP [00:31.16] [00:42.70]霧に閉ざされた城に人知れず [00:46.39]美しき三人の王女が住まう [00:50.55]静夜に響く鐘の音が宴の始まり告げ [00:54.24]妖しき色香に誘われて哀れな贄が集う [01:00.70] [01:01.39]選ばれし今宵のサクリファイスよ [01:04.85]甘美な夢に溺れなさい [01:09.01]そなたの全てを差し出せば我等の腕の中で [01:12.70]至上の快楽授けましょう [01:14.55]穢れ無き血を捧げよ [01:19.16] [01:20.09]今宵の宴に紛れ込んだ妖殺しが [01:27.47]人として生きてた頃の記憶を呼び覚ました [01:36.24] [01:36.70]人を喰らい刻を喰らい心を置き忘れていた [01:43.16]遥か昔に共に亡くした命のはずなのに [01:49.39]貴方が生きている訳も無く会えるはずなど無いのに [01:56.09]ありえない事と分かっているのに心が震える [02:02.78] [02:03.59]遥か昔 [02:05.66]それは彼女がまだ人間だった頃のお話 [02:10.85]少女には想い合う者が居た [02:14.55]しかし二人は敵対する名家の子息と息女 [02:19.51]決して結ばれる事は許されない [02:23.20]二人は死をもってその愛を貫いた [02:26.78] [02:27.82]妖として生まれ変わり、 [02:30.24]幾千の刻を過ごした少女の前に現れた贄は [02:34.62]まるで愛しい人の生き写し [02:38.09]それは残酷は運命の悪戯 [02:41.32] [02:42.70]愚かなり我らが妹よ [02:46.39]人ごときに心を奪われるとは [02:50.55]人とは混じらぬ血の意味を [02:52.39]理解しておるだろう [02:54.24]我が血は人には毒となる [02:56.09]欲しければ血を与えよ [03:00.70] [03:01.62]若きスルースニクよ [03:04.39]早くここからお逃げなさい [03:09.01]私を殺せぬと言うなら [03:11.82]貴方を…守りましょう [03:18.24] [03:44.09]暗い森を凍る由を二人は駆け抜けていった [03:50.55]遥か彼方誰の目も届かない場所を求めて [03:56.78]眷属を裏切り人を裏切った二人の行方に [04:03.47]待つのは制裁 私達はパンドラの箱だから… [04:10.16] [04:11.55]取り戻した心それは美しき命の胎動 [04:18.24]ありえない事と分かっているのに心が震える [04:24.93] [04:25.62]残された二人の女王はその姿を消し [04:29.89]妖の世界は戦乱の世へと成っていった [04:33.24] [04:33.93]一方、血を飲まぬ事を選んだ元女王は [04:37.97]その圧倒的な力を失った [04:41.66]妖と人間双方から追われる身となった彼女だが [04:45.66]噂では正体不明の強大な二人の妖に守られているという [04:52.85]