傾(かたむ)く世界(せかい) 正気(しょうき)と凶気(きょうき) 揺(ゆ)れる心(こころ)の上(うえ)に錘(おもり)を載(の)せて 崩(くず)れる世界(せかい) 夢(ゆめ)と現実(げんじつ) 浮(う)かぶ二(ふた)つの天球(Sphere) 闇(やみ)の狭間(はざま)に 舞(ま)い注(そそ)ぐ白(しろ)い雪(ゆき) 静寂(せいじゃく)を蒼(あお)に染(そ)め輝(かがや)く 空(そら)を揺(ゆ)らす聖譚曲(オラトリオ) 神(かみ)に捧(ささ)ぐ祈(いの)りの声(こえ) 絡(から)む風(かぜ)を解(ほど)き 空(そら)を目指(めざ)す 生命(いのち)息吹(いぶ)く聖譚曲(オラトリオ) 新(あら)たな灯(ひ)をともす君(きみ)と 秘(ひ)められた世界(せかい)へ 二人(ふたり) 共(とも)に 甘(あま)い蜜(みつ)に浸(ひた)りながら 幻覚(ゆめ)の中(なか) 堕(お)ちてゆく 一片(ひとひら)の頬(ほほ)に伝(つた)わる雫(しずく)に 瞳(め)を開(あ)け 奪(うば)う 眩(まぶ)しい 華(はな)やかな赤(あか) 彩(いろど)る 白肌(しらはだ) 喘(あえ)ぐ 嗚呼(ああ) 赤(あか)い瞳(め)を濡(ぬ)らし浮(う)かぶ 微笑(ほほえ)み 黒(くろ)い糸(いと) 幾重(いくえ)にも 架(か)け廻(めぐ)る 海(うみ)を駆(か)ける聖譚曲(オラトリオ) 響(ひび)き渡(わた)る誓(ちか)いの詩(うた) 荒(あ)れる飛沫(しぶき)潜(くぐ)り 遥(はる)か深(ふか)く 生命(いのち)息吹(いぶ)く聖譚曲(オラトリオ) 新(あら)たな灯(ひ)をともす 君(きみ)と 静寂(せいじゃく)を抱(だ)きしめ 瞳(ひとみ)閉(と)じて 溢(あふ)れる愛(あい) 波紋(はもん)をなし 二人(ふたり)を包(つつ)み込(こ)む 愛(あい)したぬくもり 愛(いと)しき歲月(としつき) 永久(とわ)の約束(やくそく)と 信(しん)じていた 空(そら)を揺(ゆ)らす聖譚曲(オラトリオ) 神(かみ)に捧(ささ)ぐ祈(いの)りの声(こえ) 絡(から)む風(かぜ)を解(ほど)き 空(そら)を目指(めざ)す 生命(いのち)息吹(いぶ)く聖譚曲(オラトリオ) 新(あら)たな灯(ひ)をともす君(きみ)と 秘(ひ)められた世界(せかい)へ 二人(ふたり) 共(とも)に 光(ひかり)と影(かげ) 表裏(ひょうり)となし 闇(やみ)に浮(う)かぶ天球(Sphere)