あたたかな日差し 風の香り 澄み渡る空から 白いカケラ 捨て去られた過去を抱いたまま ただ静かに眠る 長い時の流れの中 色あせてく約束と 吹き抜けてゆく風だけが 遠い日々を知る . 錆びついたままの古い時計 閉ざされた空から 白いカケラ 誰ひとりも訪れることのない 孤独の中眠る ゆっくり降り積もる雪は 音もたてず覆うだろう まるで はじめから何も 無かったかのように くるくるりと廻るよに 移ろいゆく人の世は淡く 長い時の流れの中 色あせてく約束と 吹き抜けてゆく風だけが 遠い日々を知る 遠い日々を知る