振り上げた刃さえ 抗えぬ瞳 反射して 埋められずに見ないふりをしてた 弱い自分認めたくはなくて 誰かの為 何かの為になら 惜しい時間はひとつもないと 信じていた 桜散る頃 撰われた疾風 満月に融けて 振り上げた刃さえ抗えぬ瞳の強さ 奪われた刹那にも 揺れては帰して 幻想に降るうてな 虜にさせたその深紅 回らない歯車よ動けと祈った 貴方の手と触れ合った指先 蕩けるような 温かなぬくもり 見ないふりを重ねた空ろには 星が照らし 溢れ出した笑顔 敷きつめ 強くなるから 守っていくと 新月に誓言う 磨かれた刃より煌いたその横顔は 永遠の楔ゆえ 交わしてみたくて 幻想に降るうてな 穢れもはらうその深紅 抱きしめてあげたいと密かに願うよ 振り上げた刃さえ抗えぬ瞳の強さ 奪われた刹那にも 揺れては帰して 幻想に降るうてな 虜にさせたその深紅 抱きしめてあげたいと密かに願うよ