凍(こお)り付(つ)く部屋(へや) 何(なに)もない部屋(へや) 動(うご)けないまま揺(ゆ)れる月(つき) 連(つ)れて行(ゆ)くのね 時(とき)を告(つ)げない大切(たいせつ)な時計(とけい) 流(なが)れ流(なが)れて 願(ねが)った想(おも)い 残(のこ)されたまま空(くう)を舞(ま)う 溶(と)けて行(ゆ)くのね 指(ゆび)でなぞるの 淡(あわ)い光(ひかり)と白(しろ)い夜(よる) 頭(あたま)に響(ひび)く声(こえ) 聞(き)きたくない 掻(か)き消(け)すようにただ耳(みみ)を塞(ふさ)いだ 生(う)まれて消(き)えていく星(ほし)よ どうしてこんなに綺麗(きれい)に 輝(かがや)き照(て)らしているのに 涙(なみだ) 溢(あふ)れてくるの? 離(はな)れてしまうと知(し)ってて 笑顔(えがお)で置(お)いていかないで ずるいよ届(とど)かないなんて いつかどこかで会(あ)いたいよ 肌(はだ)を刺(さ)す風(かぜ) 背中(せなか)押(お)す風(かぜ) 渇(かわ)いた心(こころ) 咲(さ)いた花(はな) 繰(く)り返(かえ)すのね 優(やさ)しくなでて 見下(みお)ろす暗闇(くらやみ) 寄(よ)せては返(かえ)す 波(なみ)の間(ま)に間(ま)に 漂(ただよ)う記憶(きおく)探(さが)してた 離(はな)せないのね でも離(はな)れるの 大切(たいせつ)だから置(お)いてくの また耳(みみ)を塞(ふさ)いだ 聞(き)こえるから 静寂(しじま)に響(ひび)くのは温(あたた)かい声(こえ) いつかは思(おも)い出(で)になって 影(かげ)さえ色(いろ)を失(うしな)って 幸(しあわ)せ 空(そら)から祈(いの)って 誰(だれ)に願(ねが)い託(たく)すの? あなたの想(おも)い解(わか)ってた 形(かたち)がどこにもなくても 痛(いた)いよ忘(わす)れたくないよ 早(はや)く巡(めぐ)り合(あ)えるように 生(う)まれて消(き)えていく星(ほし)よ どうしてこんなに綺麗(きれい)に 輝(かがや)き照(て)らしているのに 涙(なみだ)溢(あふ)れてくるの? 離(はな)れてしまうと知(し)ってて 笑顔(えがお)で置(お)いていかないで ずるいよ届(とど)かないなんて きっとすぐに会(あ)いに行(ゆ)くよ