冷たい月が瞬いて 終わらない刹那を刻んでいる 無表情な空だけが 水面の奥に沈みこんでいく 朽ち果てた世界に 響きわたる声 誰にも届かない事などすでに気付いてた 星さえ無口な夜 吐く息さへ暗闇に溶け込む 月だけがただ哀れみを語り 綺麗に輝いていたけれども今は 絶望を照らしている まるですべてを暗示するように 壊れら時計が無表情に 月を見つめている 小さな星が輝いて 静かな闇を照らしてる 崩れる街の灯りが 瞳の奥に焼き付いていく 虚ろ朽ちた廃墟に 止まぬ鐘の音 澄み切った幻影は 夢だとずっと信じていた 冷たく凍りつく肌 運命は出口の無い錆びた窓 双月に生まれ還る君の影 微かに震える吐息が消えた 孤独で泣きそうな夜 全てが闇に溶け込みそうな夜 幻が虚ろいに語っている 最後の夜に導く光を残し 星さえ無口な夜 吐く息さへ暗闇に溶け込む 月だけがただ哀れみを語り 綺麗に輝いていたけれども今は 絶望を照らしている まるですべてを暗示するように 壊れら時計が無表情に 月を見つめている 今も月を見つめている