砕けた硝子を拾うように 手に取れば傷を負っていく 握り締めれば滴る雫で この身ごと染めてしまいそう 私じゃなければ許されないから 選ばれることでしか私は満たされないの そこは私だけの場所なのに 何しているの 他の誰でもない私だけが私だと 言って 叫んで 声が枯れてしまったとしても 鮮やかな果実で誘って 私の願いを叶えるの 口にしたなら蝕まれるだけ この身のように沈んでいく 貴女じゃなくても許されないから 振り落とすことでしか自分を守れないから 貴女には硝子の棺がお似合いね 時が過ぎて行くほどに奪われてしまうから 行って 走って 足が燃えてしまったとしても 選ばれることでしか私は満たされないの 私には焼けた鉄の靴が似合うの 他の誰でもない私だけが私だと 舞って 踊って この命が尽きてしまうまで 隠さなくていいありのまま描けばいい 偽りの美しさなんて欲しくない 結末はいつでも同じ言葉飾って それで物語を語り終えているつもりなの