気づけば見えなくなるほど高く 君は登ってる 木陰まで赤い林檎 甘く香ります 「あげないよ」と笑われて 急いで真似した もぎ取った青い林檎 土の味がする 一億の水晶に 純情を投げ込んで わからないと嘆いた 君の目に映る孤独を分け合いたいのです 名前のない物語に 心を捧げましょう 数多の世界 超えた先に悲劇があるとしても 名前のないお姫様に 魂貢ぎましょう 日毎にほら 君のみえる世界が輝きだす 名前のない音楽で僕と踊りませんか 疲れ果てて眠りにつくその日まで 調律さえ厭わない君の吐息に触れて どうか 拍手を下さい いつの日かきっと 光が差し込む その日までずっと この手ははなさないで 二人の夢が零れおちた 五月の風の向こうで 無邪気に明日を語る笑顔は追憶の彼方へ 霞ゆく日々の枝に実るあなたの 頬を伝った雫の味だけは 忘れない どうか泣かないで 私を見て あなたがくれた世界で 狂おしく歌うこと 幸せと呼んでいるよ どこも行かないで そばにいさせて 歌があれば世界は 琥珀に変わる日まで 輝き続けてく 永久のARIA 終わりのない 螺旋に怯えてる歌声は 届くのかな? どうだろう 問いかけてみても 答えはない どこまで行けばいいの…… 虚言の森 彷徨い末路わぬ言の葉は 響くのかな? むりだよ 逃げ出してみても 出口がない ここまで助けに来て 今あなたがくれた 願いが闇を照らす一縷の星のようで 弦が導く限り迷わないから I listen to your song…… 強さだというのでしょう あなたは無邪気だから それでも失いたくなくて 嘘をついた 変わりゆく二人の仲 いつか終わるのでしょう あなたまではひどく遠い 怯えながら手を伸ばした 夢に酔って胸は爛(ただ)れ 息ができない これが最後のprologue