きみは魔法使いに憧れて 古今東西から怪しげな書物を集めて は読み漁る日々 ある日きみは会うなりこう言うんだ 「手に持ってるだけで魔法を使うことができる 石があるらしい 是非探すのを手伝ってくれ」と 場所は活火山の深く そこで眠れる竜が 守ってるとかなんてファンタジーな話だ 登山する支度して戦う準備もして きみのヘルメット姿には笑いが止まんない なんて滑稽な冒険者一行だ 山道は険しすぎてそもそも荷物が多すぎる でも本当に竜がいるならこれぐらいは必要 どうして魔法なんて使いたいのかと 訊くときみはそっぽを向いて 「この手である人を守りたい」 火□につき底に降り始めた 何かがごおと鳴いた まさか本当に竜が居るなんて! でも今は現実を見なきゃ死んじゃう! きみはたいまつかかげ こっちだと囮になる 巨大な生き物がきみを追い込んでいった ああどこに石はあるんだ? 見つけなきゃ! マグマの近くに光るものがあった 焼け付くような中 その石を手に取る 『竜よ燃えろ』そう強く念じた 奇跡が巻き起こった 竜は炎に包まれ足を踏み外しマグマに落ちた 口にはきみがくわえられてた 再び念じた 『きみよダイヤモンドになれ マグマにも熔けない』 いつか必ずきみを救い出す もっと魔法を極めて