[00:00.00]「サクラノアメモエギノヨ」 [00:05.00] [00:07.59]またね…と差し出す君の手を [00:12.34]ウソだと知ってて握りかえす [00:16.92]季節ごとに色を変える 桜の木の下で別れた [00:25.80]信じてると言った言葉が [00:29.81]何より信じられなくなった [00:34.48]移ろうのは人の心 [00:38.67]季節のせいなんかじゃくて [00:43.34]サクライロの雨 [00:45.52]この視界ごと濡らして [00:47.74]何もかもかき消して 終わらせて [00:52.15]強がる背中に羽を見た 今は昔 [00:56.69]痛みだけ甦る [01:00.83]攫(さら)われて深く 永遠に続く川へ [01:05.28]木の葉のよう 手足さえ揺らめいて [01:09.72]何処へ行くのだろう? [01:11.87]天地の感覚も失ったこの三叉路をいつか見た気がして [01:20.95]立ち尽くした… [01:32.79] [01:40.38]「オヤスミ」って閉じたやりとりも [01:44.90]律儀な君のせいでもう一通 [01:49.32]優しい日々は脆(もろ)すぎて [01:53.50]花びらのように風に舞うよ [01:57.96]新しい靴を今日買ったよ。と 瞳を輝かせ笑う君に [02:06.75]何故か胸騒ぎ覚えた [02:11.07]あの日に戻れたら良いのに… [02:15.73]モエギイロの夜 [02:17.94]少しずつ熱を帯びた [02:20.05]宵闇は感覚を狂わせて [02:24.53]聞こえないふりで眠りにつけば [02:28.12]幸せの呪文がまた甦る [02:33.09]願ってた 強く [02:35.70]これが夢だと言うのなら [02:37.85]覚めないで このままで終わらせて [02:42.01]命と言う名を誰かがつけた時計の秒針が [02:48.50]カタリと音をたて 叫んでいた [03:06.34] [03:13.43]君の後ろ姿さえ 明日への希望に思えた日を [03:22.62]幻にしないように 瞼へと刻んだサヨナラ [03:32.86]サクライロの雨 [03:34.98]この涙 塗りつぶして [03:37.29]もう二度と昨日など見ないよう [03:41.32]強がる背中が空を見てたのは確か [03:46.00]あの日々は輝いて [03:50.24]羽(は)が落ちた今も萌葱の風は吹くから [03:54.85]潤ませた追憶を羽ばたかせ [03:59.09]誠実と夢を心のつぼみと抱いて [04:03.57]立ち上がり見上げた三叉路で [04:10.21]雲が切れた… [04:22.72] [04:30.00]終わり [04:40.00]