ねえ 憎らしい日差しには 想像を超えた何かがある いつか溶けて無くなりそうな そんな無意味な妄想して ヒラヒラ揺れるリボンを つけた少女は 向日葵畑の中を 駆け出して小さく手招きした 真夏の恋に誘われた僕を 焦げ付いた肌が不思議と癒す 言葉にすれば大切なモノを 見失いそうでただ怖かった 影が薄れゆく夕暮れで 夢中にじゃれた幼き日々 水性絵の具で彩られた 夏の思い出昨日のまま キラキラ光る水辺で はしゃぐ少女は ゆらゆら足を踏みしめ 大きめの下駄を鳴らして 祭りの音に耳を澄ます 真夏の恋に誘われた僕も 今では古いアルバムの中 言葉にすれば大切なキミを 見失いそうでただ怖かった