出会ったことの偶然から モノクロに暮れ行く空まで 全てが始まりの 予感を伝えながら 降り積もる 意味のない会話にそっと 忍ばせた想いに応えて 笑うあなたの声は ずるいくらい あたたかく私のこと 包み込んでいた ひとひらの舞い落ちる雪 あなたの肩 しがみついたけど 仄かに儚く 溶けて消えそうで でもどうかここにいさせて いつまでも 終わりのないものも 変わらないものもないけれど この時この想いそこに 永遠感じてもいいでしょ 幾重にも重ねて 真っ白に染まるタペストリー 踏みしめ かじかんだ手あなたは 握り返し 温もりを分けてくれた それが嬉しくて 音もなく風に舞う雪 恋心を映して揺らめく 街の灯りに 照らされながら ふたりの足下満たして もしも願い叶うのなら この気持ちが 溶けてしまわぬように 凍てつく空も 降り続く雪も 今はそのままでいて 息も白く寄り添って 振り返れば 足跡も消えゆく これからふたりで綴る道が いつかこの雪の下で 小さな芽を育む 音もなく風に舞う雪 恋心を映して揺らめく 街の灯りに 照らされながら ふたりの足下満たして もしも願い叶うのなら この気持ちが 溶けてしまわぬように 凍てつく空も 降り続く雪も 今はそのままでいて そうして春を待っていたい