川に沿って歩きたいの 自転車から降りて 枝の野鳥に挨拶しながら テニス·シューズきらめかせて あなたが駆けて来る そんな幻追いながら 今まで生きて来た道を 明日もきっと 歩いていくはず 時は曲がりくねった 長い散歩道なの 私 あなたなしでも 大丈夫みたい 今は哀しいけれど いつか詩集に挟む 薄い押し花みたいに 綺麗な想い出になる 人気のない春の避暑地 白樺の林の どこかに名前彫ったわね 哀しい結果だったけど 後悔しない 愛ってそうよね 緑色の木洩れ陽 リスが道を横切る 私 自転車押して 坂道を上る 川の冷たい水で 顔を洗ってみたい そして涙でよごれた 心も綺麗にしたい 時は曲がりくねった 長い散歩道なの 私 あなたなしでも 大丈夫みたい 今は哀しいけれど いつか詩集に挟む 薄い押し花みたいに 綺麗な想い出になる