ウン、ウン、ウンチくん さ、さ、さよなら 街のペット屋の片すみから 君はどんな家に行くのかな バレンタインセールで 3万円引きになった君は うす目を開けて眠ってる ケースには"SOLD OUT"の札 二週間前 初めて会った日を忘れやしない 生後三ヶ月ほどの瞳に 君は悲しみの色を浮かべ 少しすまなそうに 自分の糞を食べていた 君を買う人は 誰もいないんじゃないかと 気をもんだけれど 良かったよ 買い手がついて ウン、ウン、ウンチくん 相変わらずよく眠るんだね やわらかそうなおなかだね もう行くよ 幸せにおなり 桜の花びら はらはらと舞い散る 日だまりの公園で 君と私 穏やかな午後を過ごす夢を見たよ 君は短い足で 私の方へかけてくる できる事なら 君を連れ帰りたかったけど 踏み切れなかったよ 覚悟が無くてお金も無くて ウン、ウン、ウンチくん やわらかそうなおなかだね もう行くよ 幸せにおなり 幸せにおなり 幸せにおなり ウン、ウン、ウンチくん ウン、ウン、ウンチくん ウン、ウン、ウンチくん ウン、ウン、ウンチくん ~