原曲:無間の鐘 ~ Infinite Nightmare 雨に濡れていても 速度を落とさない 失意に塗れても カメラを放さない 何かを追いかけて 夢中な貴女なら 気づいていないでしょ 背後を撮られても ほんのちょっと目障り なのはどうしてかしら ちょっとばっか面白い 記事が書けるだけでしょう 太陽が高く昇るにつれ その影は近くへと忍び寄る 文字盤で時を刻む二人は 巡り合い 重なった ひとつに 憧れているとか (近くにいたいとか) 気にして欲しいとか  (そんなの馬鹿みたい) どうせ欲しいのなら (力づくでもいい) 諦めるだなんて (死ぬときだけでいい) だってずっと嫌われてたら どうしようとか そっちばっか気にしていたって しょうがないよね それでも強く思うにつれ その影は少しずつわだかまる 読み手とか 誰かのためでなく その瞬間をフレームに切り撮れ 後姿をまぶたに焼き付け いつの日か共に飛ぶ夢を見た 貴女より広い写角を身につけても 届かない思いに目を閉じた ほんのちょっと振り向かせたい どうしてかしら ちょっとばっか面白い 記事が書けるだけでしょう……? 太陽が高く昇るにつれ その影は黒く濃く忍び寄る 歯車が 噛み合い回りだす その時を待ちきれず焦れていた 後姿をまぶたに焼き付け いつの日か共に飛ぶ夢を見た 貴女より広い写角を身につけたから もう待たない 逃さない 離れない