「いつか必ず私を迎えに来て欲しい」 「誓おう この命に換えても」 弱く儚い約束 直向きな命 人の子の運命見つめていよう 決して結ばれることは無いとしても ただ祈り続けていたい 金と銀で作られた偽りの樹にも 春来たりなば 真珠の花が 誓いの箱舟よ 月に届くまで 千代に八千代に宇宙を駆けろ いつか此処まで迎えに来てくれたのなら その時は伝えたいことがある いつか誓いを果たして この身が朽ちても 振り返る者もなく "人の作りし星が 夜空で手をつなぎ やがて光の綱が 地上を包み込む あらゆる境界を するりとくぐり抜け 誰しもの想いが 実を結んでゆく" 僅か百年の仲で 消え行く命 慈しむことも嘆くことも それは百年の過客 残された言葉 ただ只管に想う "今や機械の腕が 人々を支えている たとえ言葉が消え 文字さえも無くなり 時を経てもなお  愛がそこに在るなら 私は 生きよう" 誓おう この声を月に届けよう 千代に花開く想い 高らかに 狂おしく満月 片時も離れずに 羽衣は永久の夢