冷たい手のひら それが想い出よ かすめて過ぎたわ恋もどき 乗り継ぐ駅 遅れた同志 途中下車の恋 同じホテル ガラスのロビー 酔えない甘すぎたワインで あなたの眼が哀しすぎて その晩初めて煙草を吸ってみた 旅の理由だけ話し合ったけど 名前は聞かずに過ごしたわ ポケット壜口に含んで あなたは醉いしれた 冷たい手で 冷たい手で 私の頬を包み込んだ あなたの眼が哀しすぎて その晩不思議に大人の口調で 目が覚めると霧雨の朝 まぶた重かった 冷たい手が 冷たい手が 私の頬をかすめて行き 夜明け前の夢の中で あなたの姿はドア越しに消えた