降り止まぬ雨 傷跡に染み渡り 振り返れども 沈む日は霧の中 幾千の瞬きと 曖昧な境界線 別れの言葉 褪めゆくこの景色へ 空白の悲しみは 言葉失い 眠りへと誘って そっと重ね合う 鳴り止まぬ声 暗い影抜け出せずに 一つ一つ 感情は凍りつく 差し込んだ光受け 咲き誇る真紅の薔薇 去り行く日々に慈しみと祝福を 幽玄の静寂は 久遠を纏い 不意に見せる幻惑に 形を成す夢 運命に逆らえど 未来は見えず 操られるままにただ 彷徨い落つる 在りし日の面影に 時止めたまま 黄金色の箱庭に 満ち溢る愛 心を震わせる 彩りの歌 世界中に鳴り響く 麗しの鐘 END